雑談6/9(日)

胴に艶を!(黒呂塗り)

6/1(土)の雑談で生地胴のメンテナンスを記載しました。今回は、橘塗り特上黒呂塗り六十本竹胴のメンテナンスをしていきます。

この胴を前回と同様にガーディアンフルコートKで艶を出していきます。
この胴は10年以上前に購入したものです。
試合や審査会、稽古会、各種行事の時に
使用しています。
普段の稽古ではあまり使用していないので、
まだまだ新品のように見えます。
胴台には、竹胴、ヤマト胴(樹脂胴)、
ファイバー胴の3種類があります。
この胴は竹胴になります。
竹胴の表面には漆が塗られています。
漆の皮膜は厚く塗られているようですので、
よほど磨きすぎない限り皮膜が無くなることは
無いようです。
少しキズがありますので、綿棒を使い車用鏡面仕上げコンパウンドで、このキズを除去しようと思いましたが、落とすことは出来ませんでした。
あまり気にせず、艶出し、胴の保護のために
さっそくガーディアンフルコートKを
塗って行くことにします。
これがガーディアンフルコートKです。
剣道防具の胴台や竹刀のメンテナンスに使用できる保護油です。完全日本製、100%天然植物油脂系を使用しているため人体への害はありません。胴台のキズを隠したりツヤを取り戻したりする効果があり、審査や試合前、普段のお手入れなど幅広く使用できます。
と言うことです。
指にWaxをたっぷりと取り、胴台に塗り込みます。指の体温でWaxが溶けて伸びます。
ほんと、気持ちよく塗ることが出来ます。
このWaxは天然成分でできています。
えごまオイル、ナッツオイル、桐油、カルナバロウ
肌にも良さそうな成分です。
塗り終ったら30分程度待ち、
ウエス等で磨きあげれば完了です。たくさん塗りましたので、ご覧のとおり、
艶があった黒色がくすんでいます。
この後、ウエス等で磨きあげれば完了ですが、
どこまで艶が出るのか楽しみです🎵
使い古しの靴下で磨いてみました。
何度も何度も、Waxがきれいに
拭き取れるまで磨きます。
完成です。
この艶、ヤバイです!
まるで鏡のようです。
竹刀による擦り傷も艶により
目立たなくなりました。

これが漆塗りの艶です。
ガーディアンフルコートKで漆塗りの
艶をさらに引き出しました。
しかし、日本伝統の漆塗りって素晴らしいですね。
剣道を通して、伝統工芸を学べるのも楽しみのひとつです。

写真を撮るにも、私の姿もはっきりと
写ってしまうので、
撮る角度に気を付けました📷️
この胴を使うのが楽しみです。
2024/6/9